「Mikiko’s Room」の記事一覧(319件)
由美と美弥子 32563view
- Niconico
- Niconico
考えてみれば……。 赤ん坊の泣き声だって聞こえ放題だろう。 近隣騒音にナーバスだったら、暮らせない環境だ。 そんな土地が、まだこの近辺に残っていたとは。 しかし……。 ほんとうにここは、あのマンションの近くなのだろうか?「はっ、はっ、はっ、はっ」 男は、全力で駆けた犬のような息を吐いていた。 額から汗が滴り落ちる。 汗は、自在に形を変えて揺れる女性の乳房に滴った。 男が、女性と身体を離しているの...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32546view
- Niconico
- Niconico
女性は立て膝になると、男の短パンのベルトに手をかけた。 男はされるがままになりながら腰を折り……。 女性の垂れた乳房を掬いあげて揉みしだいている。 ベルトのバックルの音が、夏の名残の風鈴に聞こえた。 ファスナーの擦過音が続く。 男の短パンが落ちた。 短パンの下に穿いてたのは、白のブリーフだった。 今どき、こんなものを穿く大人の男がいたとは。 ブリーフの前は、大きく膨れていた。 女性は、ウェストを...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32525view
- Niconico
- Niconico
「もちろん、人間が見て判定してたら間に合いっこないよ。 AIがやるんだって。 コンマ何秒かでわかるってよ。 で、今、来年の施行に向けて……。 モニターによるテストが進められてるんだ。 そこでさ。 そのモニターに、うちもなったんだよ。 何しろ、ポイントがスゴいんだから。 ストークポイント。 これも知らない? コウノトリの英語が、ストークなんだって。 コウノトリは、赤ちゃんを運んで来るって言うからね。...
Mikiko’s Room詳細を見る
ハーレクイン・エロマンス4view
- Niconico
- Niconico
ハーレクインさんの創作集です。ありがとうハーレクイン忌/2021 精霊馬、2020年バージョン ハーレクインさん三回忌 精霊馬、2019年バージョン ハーレクイン忌 ヒマワリ咲いた 精霊馬を作りました お星さまになったハーレクインさんへセンセイのリュック/幕間 アイリスの匣231 230 229 228 227 226 225 224 223 222 221 220 219 218 217 216...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32495view
- Niconico
- Niconico
女性は、由美の前に座りこんだ。 あぐらだった。 由美の方がハラハラした。 短く薄いワンピースだったからだ。 ワンピースの裾は、どうにか太腿上部までは隠してくれたようだ。 真っ白い太腿だった。 “太腿”という名称に相応しい、丸々とした形状を誇っていた。 もちろん、ストッキングなど穿いていない。 表面には薄青く静脈が透いており、生々しかった。「脚、出して」 女性は救急箱から、赤い液体の入った容器を取...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 324710view
- Niconico
- Niconico
犬のおしっこには参った。 やはり消毒してもらおう。「こっち来て」 由美は裾を捲ったまま起ちあがり、女性の後に従った。 かなり恰幅のいい後ろ姿だった。 年齢はいくつくらいなのだろう。 40代くらいには見える。 しかし……。 花柄のワンピースのようなものを着ているのだが……。 裾が異様に短いのだ。 寒くないのだろうか。 そう考えて、はっと気づいた。 寒いどころか、むしろ蒸し暑いのだ。 マンションを出...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32468view
- Niconico
- Niconico
そうだ。 プランターだ。 由美の知る住宅街の家では、テラコッタを模した色のプランターが使われていた。 しかしこの街路には、そうしたプランターがひとつもないのだ。 さまざまな形をした植木鉢が連なるのみ。 何か、協定でもあるのだろうか。 しかし、この雑然とした雰囲気からして、そうした地域のコンセンサスがあるとは思えないのだが。「あいたっ」 由美は、コンビニ帰りのエコバッグを落としそうになった。 植木...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32444view
- Niconico
- Niconico
コンビニに防犯カメラがあるのは、客の万引きなどを防ぐことより……。 店員を監視する目的の方が大きいのかも知れない。 実際、夜勤のワンオペでは、誰の目もない時間も長いだろう。 ヘンな気も起きかねない。 店員にとっても、むしろ監視カメラはありがたいのではないか。 自分の胸に黒々と渦巻く衝動を、抑えてくれるものなのだから。 由美の脚は、まっすぐマンションには向かわなかった。 冴えた夜気の中を歩くのが心...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 324216view
- Niconico
- Niconico
普段の清楚な表情からは、想像だに出来ない変貌だった。 長いオナニー生活で、イキ顔を人に見せることがなかったため……。 こんな無防備な表情が放置されて来たのかも知れない。 しかしわたしは、その不様とも言える顔に、いっそう昂まりを覚えた。 嗜虐心が、会心の焔となって燃えさかった。「が。 が、が、が」 槻本くんが……。 いや、槻本くんにはもう意識がない。 槻本くんの身体が、痙攣を始めた。 細い脚が、間...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 324110view
- Niconico
- Niconico
「入れるぞ」 顎を上げ、上下に連なった顔を確かめる。 4つの瞳は、亀頭の先を灼きそうなほどに焦点を結んでいる。 妻の目の前で、部下の性器に生で入れるのだ。 男にとって、今が至高のときかも知れない。 わたしは再び視線を下に戻した。 亀頭が、陰唇の襞を潜る。 そして……。 一気に体重を載せ、突き刺した。「あぎぃ」 槻本くんの顔を確かめる。 顎が仰け反っていた。 長い喉に、筋が幾本も浮き立った。 その表...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 323926view
- Niconico
- Niconico
「ちょっと。 ほんとにいいの?」「本人の了解も得たんだから……。 強姦じゃないぞ。 あとは、志津子、おまえの了解だ」「普通、すると思います? 了解」「してくれ」「わたしが、1回分損しちゃうってことよね」「次に2回してやる」「そんなに勃たないくせに。 ま、いいわ。 妬いてるように思われるのも業腹だしね」「かたじけない」「何で武士になるのよ」 わたしは顔をあげると、両手を槻本くんの膝裏に掛けた。 槻本...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 323712view
- Niconico
- Niconico
「女子高生じゃないよ。 大学1年生だ」「なんで知ってるのよ」「おまえが気絶してる間に、いろいろ話を聞いたんだ」「ごめんなさいね。 話が見えないでしょ。 何でわたしが気絶したかとか。 蹴られたのよ。 その女子高生じゃなくて、女子大生に。 その子、空手やってたの」「拳法だ。 あのときは、志津子の頭のタガが外れててね」「ほほ。 おっしゃるとおり。 お酒も飲んでないのに、酔っ払ったみたいになってたの。 で...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32369view
- Niconico
- Niconico
「あぁ、古い公園なら大木があるんじゃないか」「しかも、外の舗道との高いフェンス際に並んでるんです。 ずらーっと。 6月ころ、その舗道を歩くと……。 気が変になりかけます。 ありありと思い出すんです。 あの日の屋上のことを。 あの後も、毎日のように屋上で待ちましたが……。 彼が上がってくることはありませんでした。 多分あの日は、彼にとって、よほど特別な日だったんでしょう」「告白しなかったの?」 志津...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 323422view
- Niconico
- Niconico
「あなた、子供のころ、男の子に苛められなかった?」「ありました。 脚を引っ掛けられたり、肩をぶつけられたり」「あなたのことが気になってしょうがなかったのよ」「悲しいだけでした」「でも、その男の子……。 家に帰って、あなたの肩の感触を反芻しながら、オナニーしてたわよ」「……」「ぜったい。 そして、想像上のあなたの裸に、思いっきり射精したわ」「……」「どうしたの? 遠い目になっちゃって」「見たことあり...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 323221view
- Niconico
- Niconico
これ以上、焦らすのも可哀想だ。 わたしは、クリトリスを囲った唇を、恥丘に密着させた。 空気を遮断する。 そして……。 思い切り吸引した。「あきぃぃぃ」 体外に出ている、いわゆる陰核は、クリトリスの一部分でしかない。 実際には、体内に埋もれた部位の方が大きい。 陰核を頂点として、逆V字型に2本の脚が伸びている。 陰核脚と呼ばれるその脚の先は恥骨に結合し、クリトリス全体を支えているのだ。 つまり、男...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32317view
- Niconico
- Niconico
「ダ、ダメです。 それ、ダメ……。 い、い……」「あら。 ひょっとして、乳首だけでイッちゃうつもり」 槻本くんの両手が、股間を外れた。 志津子の手を抑えに行ったのだ。 しかしおかげで、股間は全開となった。 惨状だった。 手の平で圧していたせいで、捲れた小陰唇が、大陰唇に貼りついていた。 テロテロに濡れ光っている。 性毛は薄かった。 恥丘の肌に沿って、倒伏したように生えている。 しかも疎らで、地肌が...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32295view
- Niconico
- Niconico
大人しく座面に置いていた手が、わたしから戦利品を取り返そうと伸びた。 しかし、それはもう遅すぎた。 ストッキングとパンティは、わたしの手と共に膝の崖を滑り降り、足首まで到達していた。 槻本くんは身を折って、足首まで手を伸ばそうとした。 しかし、一瞬早く、わたしの両手はその足首を掴んでいた。 そのまま一気に持ちあげる。 槻本くんの上体が後ろに倒れた。 ソファーの縁に腰掛けてたので、座面に背中が落ち...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32277view
- Niconico
- Niconico
「もう終わりなの?」「終わりにしないために、いったん休憩だ」 志津子の身体を抱き起こし、ソファーに座らせる。「もうちょっと、そっち寄って」 志津子は、ソファーの中央から、少し片側に寄った。「槻本くん。 今度はきみが、ここに座って」「え?」 槻本くんは、びっくりした顔でわたしを見あげた。 その幼な顔を目にして、わたしの嗜虐心に火が付いた。 槻本くんの背に、片手を添える。 わたしの陰茎は、槻本くんの顔...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32265view
- Niconico
- Niconico
「若い子に見られながら、突っこまれたいんだな」「突っこまれたい。 突っこまれたいの。 早く突っこんで。 思い切り……。 思い切り、突っこんでぇぇぇぇ」 わたしは、切っ先を割れ目に沿って擦り下ろすと、一気に腰を煽った。「あっひぃぃぃ」 陰茎は、一瞬で埋もれていた。 槻本くんの両目は、満月のようにまん丸に見開かれている。 わたしは志津子の腿の上に載せた尻を、ゆっくりと前後させ始めた。 激しく挿出したら...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 322420view
- Niconico
- Niconico
その姿勢のまま志津子は、両脚を座面に引きあげた。 AVでよくやる、「M字開脚」というポーズだ。 もちろん、性器は丸見えとなる。 目の前は、テーブルに腰掛けた槻本くんだ。「見える? 見えないわけないわよね。 真ん前なんだから。 ほら、もっとよく見て」 志津子は、自らの両手を性器に伸ばした。 三つ指を突くように揃えた指が、左右に別れた。 わたしの位置からは真横になるが、それでも、生々しい肉色がはっき...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32228view
- Niconico
- Niconico
「ほんと、魔法みたいよね。 さて。 これが勃った以上は……。 もうこの副工場長も、サザエさんの向こう側の世界に渡ったということ。 どう? 触ってみる?」 槻本くんは、手で口を覆ったまま、かぶりを振った。「触って」 志津子が、口を覆う槻本くんの腕を掴んだ。 自分の手元に引っ張り寄せる。 細い腕だが、志津子に抵抗できないほど非力ではないはずだ。 しかしその腕は、安々と引き伸ばされた。 志津子は、自らの...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32218view
- Niconico
- Niconico
彼女は拘束されているわけではないのだ。 いつでも、この場から立ち去ることが出来る。 しかし、それをしようとはしていない。 腰が抜けているのだろうか。 志津子の指が、トランクスの前開き部から潜りこむ。 熟練の手業で、陰茎が捻り出された。「ちょっと。 何これ。 死んだ魚みたいじゃない」 当たり前だ。 部下の目の前というシチュエーションで、勃起できるわけがない。「でも、思いがけず……。 いい教材の登場...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 321911view
- Niconico
- Niconico
「はい、座って」 肩を押さえる。「あ」 槻本くんの膝裏がテーブルの縁にあたって、かくんと膝が折れた。 そのまま尻が、テーブルのクッションカバーに落ちた。「はい、観客、オッケーね。 ほら、昭夫。 あんたが主役なんだから」「なんのだよ」「わたしたちがこれから演じるのは……。 ほんとの夫婦の姿。 テレビの『サザエさん』では、ぜったいに放映されないシーン。 すなわち! サザエさんとマスオさんのセックスシー...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32175view
- Niconico
- Niconico
「なんか……。 わからなくなってきました。 副工場長さんは、2回も浮気してて……。 志津子さんは、それをどっちも知ってるって云うか……。 公認みたいなのに、2人の関係は壊れない。 なんでなんですか?」「それはね。 人間の本性を受け入れてるからよ。 昭夫もわたしも人間。 人間の生きる意味ってなに?」「えー? 急に難しいこと聞かないでくださいよ」「難しくなんかない。 それは、種を繋ぐことよ。 ほかの生...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32167view
- Niconico
- Niconico
「それは、子供の前だったからよ。 奥さんと2人きりのときは違ったはず。 あなた、何人兄弟?」「兄と2人です」「あなたたちが出来たということは……。 当然、奥さんとの間で、そういう行為があったということよね」「そうなんですよね。 高校生くらいになってから、それに気づいて……。 かなりショックでした」「コウノトリに運ばれてきたと思ってた?」「そんな感じです」「あなたが結婚できないわけ、なんとなくわかっ...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 321422view
- Niconico
- Niconico
「特許は無理ね。 実用新案くらいかな。 ていうか、珍道具レベルじゃない。 立つとき、それ付けてること忘れたら……。 ひっくり返るわよ」「そうかー」「で、あなたは今夜の帰り、タクシーの中で、膝を開いて寝てしまう。 今日のスカート、膝上でしょ」「すびばせん。 短いの、好きなんです」「脚、綺麗だものね」「唯一の自慢です」「唯一じゃないわよ。 素顔も可愛いし。 なんで、結婚できないのかしら」「出来ないんじ...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 321210view
- Niconico
- Niconico
■ 午後からも2人は、寝室に籠もっていた。 夕方になって、スマホにLINEが入った。 寝室の志津子からだった。 もう1時間もすれば終わるから、惣菜を買って来てとのメッセージだった。 郊外の大型スーパーでは、かなりの駐車スペースが車で埋まっていた。 やはり、住みやすい土地なのだろう。 気候も穏やかだし、ちょうど良く田舎で。 かといって不便ではなく、こうした大きなスーパーもある。 もっとも、車があるこ...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32117view
- Niconico
- Niconico
■ 3日後の土曜日。 バスの時刻表に合わせた10時過ぎ、彼女は再び訪ねて来ました。 ショルダーバッグをたすき掛けにして、重そうな袋を両手に提げてました。「あの。 そこのコンビニで、ビール買ってきました。 飲み会で、副工場長がいつも飲んでるとおっしゃってたスーパードライです」 両手の袋から取り出したのは、500ml缶の6本パックが2つでした。 この日全部飲むつもりなわけではなく、お礼の意味なのでしょ...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32092view
- Niconico
- Niconico
その酒の場で彼女から、思いがけない申し出がありました。 こちらで仕事を始めてから、わからないことがいくつか出て来た。 本社の事務員に問い合わせても、電話では上手く伝わらない。 本社の事務員は冗談半分に、宮高さんに来てもらったらなどとも言ったようです。 もちろん、彼女の申し出は、志津子を工場に呼んでほしいということではありませんでした。 逆です。 志津子の元を訪ねて、いくつか疑問点について尋ねたい...
Mikiko’s Room詳細を見る
由美と美弥子 32075view
- Niconico
- Niconico
で、その「別の人物」と云うのは……。 ほかでもない、わたしの髪をロマンスグレイと褒めてくれた人です。 突飛な出会いがあったわけではありません。 わたしが赴任した北関東支社の工場に、途中採用で入った事務員でした。 その工場ではそれまで、本社が使ってる事務システムが使われていませんでした。 買収した工場だったからです。 しかし、社長の息子が工場長となったのを機に、本社のシステムに合わせることになった...
Mikiko’s Room詳細を見る